ロサンゼルスにきてから、あっという間に半年以上たちました。
新社会人としてアメリカで就職し、やる気を買ってもらってマネージャー職につけてもらい、日々駆け回っていますが、忙しさにかまけて本来の目標・意気込みを忘れてかけていました。そんな中、日本から留学に来ている学生や、アメリカのコンサル会社でインターンシップをする友達からとてもいい刺激をもらいました。
みんな、やっぱり忙しい中でも自分のやりたいことややりがいを、学業・仕事の内外に見つけて、手広く挑戦し続けていて、そういう仲間って本当に一段と輝いてて、超カッコいい。
私も負けてられないなと、初心を思い出させられ奮い立っている時に、先日のイチローの引退会見の言葉を受け、たくさん勇気づけられました。
私のお気に入りの言葉を2つ、文脈の中からピックアップしました。
『人より頑張る事なんてとてもできないんですよね。あくまでも、秤は自分の中にある。それで自分なりに秤を使いながら、自分の限界を見ながら、ちょっと超えていくということを繰り返していく。そうすると、いつの日か「こんな自分になっているんだ」という状態になって。だから、少しずつの積み重ねが、それでしか自分を超えていけないというふうに思うんですよね。一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、それが続けられないと僕は考えているので。地味に進むしかない。進むだけではないですね。後退もしながら、ある時は後退しかない時期もあると思うので。でも、自分がやると決めたことを信じてやっていく。でもそれは正解とは限らないですよね。間違ったことを続けてしまっていることもあるんですけど。でもそうやって遠回りすることでしか、本当の自分に出会えないというか。そんな気がしているので。』
『成功かどうかって、よくわからないですよね。じゃ、どこからが成功で、そうじゃないかって、全く僕には判断できない。成功という言葉は、だから僕は嫌いなんですけど。メジャーリークに挑戦する…どの世界でもそうですね。新しい世界に挑戦するということは、大変な勇気だと思うんですけれど…。ここはあえて「成功」と表現しますが、「成功すると思うからやってみたい。それが出来ないと思うから行かない」という判断基準では、後悔を生むだろうなというふうに思う。やりたいならやってみればいい。「できる」と思うから挑戦するのではなく、「やりたい」と思えば挑戦すれば良い。その時に、どんな結果が出ようとも、後悔はないと思うんですよね。』
小さい頃 通った塾の壁に飾ってあった、「僕の夢は一流のプロ野球選手になることです」とはじまるイチロー選手の小学生時代の作文を今も覚えています。
自分の中に芽生えた炎を大切に育て、日本だけでなく、世界の野球界のレジェンドとして、皆の拍手喝采を受けながら引退を迎えたイチロー選手の言葉の説得力がまずとてつもない。
どうしても、他人と比べたり、自分はもっとこう頑張らなきゃ、まだまだ足りない、と追い込みがちな私ですが、自分の限界を少しずつ超えていけばいい、その積み重ね、という言葉はふっと心が軽くなりました。
また、リスクを先に考えるのでなく、やりたいのならやってみる姿勢に、私が何を思ってアメリカに飛び立ってきたのか今一度思いださせられました。自由な発想を持った人がたくさんいて、新しいものが受け入れられやすいロサンゼルスでは、Uber出身者が立ち上げ、あっという間に浸透した乗り捨て型電動スクーターを追いかけるかのように、今度は乗り捨て型の電動自転車がでてきています。
そんな最高の土俵と、失敗から学ぶことの大切さも教えてくれる懐の深いボスのもとで、みんながわくわくするようなアイディアをたくさん出して実行していければなと思っています。
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